大人で増えている「はしか」にご用心
「大人で増えている「はしか」にご用心」という今日の記事より。(引用記事は、下部に掲載)
大人のはしかが増えているらしい。そんなニュースを初めて聞いたのは今年の2月あたりだったが、先日のニュースを見て、はしかで大学が閉鎖になっているのを知り、本当に流行していることを実感した。
なぜ最近になってはしかが流行しているのか?これにはいろいろと原因があるようだが、一つには予防接種が強制的なものから任意的なものへと移行したのも原因の一つらしい。なんでも、予防接種を受けた方が副作用から亡くなってしまったためだとか。
また、もう一つの要因としては、予防接種の普及によりウィルスが身近になくなり、そのためはしかウィルスに対する免疫力が低下したことも挙げられるという。
ただ、はしかについては、発症した場合には発熱、咳、鼻水に加え、重くなってくると肺炎や脳炎などの合併症も発症する可能性があるというので、注意が必要だろう。
特に、初期の発熱、咳、鼻水などの症状はカゼにも似ているため、大人の場合「まさか、はしかとは」ということも多いとのこと。予防接種を受けてない方などは注意をされたほうが良いかもしれない。と言いつつ、自分も気をつけようと思った今日の記事だった。
[ニュース記事]
はしか(麻しん)は、ウイルスの感染によって起こる小児期の代表的な感染症の1つ。この病気は、これまで大人がかかるケースはまれと考えられてきた。ところが最近、はしかにかかった成人患者の報告例が増えているとして、注目されている。
はしかは、大人がかかると重症化することが多いといわれている点も見逃せない。はしかを軽い病気と思っている人は少なくないかもしれないが、実は日本でも50年前には、子どもを中心に毎年数千人規模の死亡者が出ていた。今でも、毎年数十人もの子どもが、重い合併症を起こして死亡しているほど怖い感染症なのだ。
はしかが怖いのは、ウイルスが体の免疫系の中心となるリンパ球などで主に増殖するため、一時的な免疫不全とも言える状態になってしまうこと。このため、肺炎や脳炎といった、重い合併症を起こすことがあり、これがはしかによる死亡の大きな原因となっている。麻痺など、神経系に重い後遺症が残ることもある。
はしかの約3年間分の報告数を年齢別にみると、報告数は1歳児が最も多く、1万5000人以上に上る。一方、15〜19歳の患者も2000人以上、20歳以上の患者も1500人を超える。乳幼児のみがかかる病気とは、到底言えない状態だ(参考記事:20歳以上が約15%もいる「風しん」)。軽症の人も入れると、実際の成人患者数は、もっと多いと予想されている。
引用元:http://www.nikkeibp.co.jp/archives/421/421235.html