BMWについて考えること
最近、BMWに興味を持っている。
BMWと言えば、私が子供の頃から一定のステータスを持っていた。子供の頃などは、田舎だったこともあるが、街を走るBMWを見かけるたびに、「ベンベーや、ベンベーや」と友達とともに叫んでいた。
また、学生になると、友人達はけっこうな金額のローンを組んでBMWを購入するか、格安のBMWの中古車を見つけ、「BMWオーナー」の称号を手にしていた。
格安の中古車BMWについては、当時さしてBMWに詳しくはない私も、これはかなりの年式落ちの車だなあと思いつつも「BMWいいなあ」と思ってよく乗せてもらったりしていた。
その後も、会社の同僚がBMWを購入したりと、BMWは身近に存在していたのだが、数年前のあるニュースが私をBMWにまた近づけた。
それは、BMWがイギリスの人気大衆車miniを持つローバー社を買収したというニュースだった。当時、ニュースを耳にして思ったのは、高級車を生産しているBMWと、大衆車として人気を得ていたminiを保有するローバー社とでいろいろな面で折り合いがつくのかと、幾分懐疑的だった。
そして、BMWはローバー社からブランド力の強いminiだけを残すと、あとはほとんど売り払ってminiのモデルチェンジ車「MINI」を発表した。そうデザインも大きく変わったが、名称が「mini」から「MINI」に変わったのだ。
デザインとともに、その名称変更には大きなインパクトを受けたが、やはり当然のように旧mini支持派はもちろん、批評家などからも酷評を受け、私もその内の一人だった。
しかし、その後、BMW MINIはそのまま冷たい視線を浴び続けるのかと思いきや、そういうこともなく、現在では「mini」とは切り分けられ、立派に上級小型車「MINI」として性能、機能性とともに良い評価を受けている。私も含めて、時間が「mini」と「MINI」の間に折り合いをつけさせてくれたのだろう。
そういったわけで、次の車を買い換える時には「MINI」を含めたBMWはどうだろうかと検討もしている。しかし、MINIにしても、新車のBMWの購入にはやはりけっこうなお金がかかる。私と家族との間の車の購入代金については、これから折り合いをつけないといけない。
参考サイト:BMWについて