2007年6月16日土曜日

自動車解体

 ふらふらとネットサーフィンをしていると、自動車解体屋さんのページにたどり着く。

 自動車解体屋さんというと、子供の頃近くにあったのだが、残っている印象としては、大きな工場とその周りに積み上げられた廃車の数々というイメージがある。
 自動車解体屋さんが休みの日などは、その廃車を基地代わりにしたりしてよく遊んだものだ。

 ところが、私が訪れたそのページに載っていた写真の中の自動車解体屋さんは私の子供の頃の自動車解体屋さんのイメージと大きく異なっていた。
 大がかりな自動車解体専用の設備に、きれいに整理された解体場。そして、近くに自動車から取り外されたであろう解体部品が整えられていた。

 そのサイトには、自動車解体の手順の図解も載っていたのだが、その解体屋さんの言うところの「自動車解体最新設備」による処理は、下記のような流れだった。

1.事前処理回収(ここでタイヤとバッテリーを外す。)
2.廃油・廃水分別回収(ここでフロンガスとオイルを回収。)
3.部品回収(ここでドア、フェンダー、マフラー、フードパネル、バンパーなどの各パーツを外す。)
4.足回り回収(ここでエンジン、ミッション、ストラットを外す。)
5.処理終了。残りは処理業者へ。

 写真には、設備によって車を持ち上げたり、ひっくり返したりしながら、効率良く解体が進む様子が写っていた。
 こうやって、ちゃっちゃか、ちゃっちゃか効率良く解体していくのかあと感心してしまった。

 ただ、気になったのが、私の記憶では自動車解体と言えば、この後お決まりのスクラップがあると思っていたのだが、それはこの業者さんでは行われずに、専門の処理業者さんに送られるようだった。

 最近はそうやって分業で自動車は解体され、リサイクルできる部品はリサイクルされ、リサイクルできない部品については、適切に廃棄物として処理されていくのだろう。こうやって、世界はうまく回っていんだなと感心した。

 ところで、子供の頃に良く遊んだ自動車解体屋さんは、この設備を導入しているのだろうか?たぶん昔のままだろうなあと思いつつ、最新設備完備の自動車解体屋さんのページを閉じた。
 
参考サイト:自動車の解体について