BMWの呼び方
先日、BMWについての記事の中で、子供の頃にBMWを「ベンベー」と呼んでいたと書いたのだけれども、そもそもどうして「ビーエム」ではなく、「ベンベー」と呼んでいたのか。つい最近、その理由を知るまでは、ずっと不思議に思っていた。
今では私も会話の中にBMWが出てくると「ああ、ビーエムね」などと答えるのだが、心の中ではいつも「ああ、ベンベーね」となっている。
しかし、先日、BMWに関するサイトを見ているうちに、とうとうその謎の答えに行き当たった。その時は思わず「そういうことかぁ!」と人目もはばからず口走ってしまった。まあ、周りには誰もいなかったのだが。
そして、その答えとは・・・単純に「BMW」のドイツ語読みだった。BMWはドイツ語で「ベー・エム・ヴェー」と読むのだそうな。
たぶん、
「ベーエムヴェー」、「ベーエムヴェー」、「ベーエムベー」、「ベーエンベー」、「ベエンベー」、「ベンベー」 ・・・・・ ベンベー!!
こんな変遷をたどっていったのだろう。
これで人生における大きな謎が一つ解けた。これで気兼ねなく「私はドイツ語読みで言ってるんだ」という優越感に浸りながら、心の中で「ベンベー」と言えるのだ。
しかし、それにしてもだ、そもそもどうして小学生の私、友人も含めた私たちがBMWのドイツ語読みを知り得たのだろうか。
よく上級生はいろいろな新しい言葉(卑わいな言葉も含めて)を下級生の私たちに教えてくれたが、その言葉たちの中に「ベンベー」も含まれていたのだろうか。それとも、先生からだろうか?
一つの謎は解けたのだが、また先に一つ新たな謎が出てきてしまった。しかも、今度の謎はそう易々と解けそうもない。
たぶん、ずっと解らないのではないだろうか。ただ、解けない謎が一つずつ重なっていくのは、人生における楽しみの一つでもある。まあ、よしとしよう。
それにしても気にかかるのは、今でも故郷の子供たちはBMWを「ベンベー」と呼んでいるのだろうか。故郷に帰った折にはいつか確かめてみたい。
参考サイト:BMW自動車について